Lyric

縄文土器って　知ってる？

めちゃ尖ってる　飛び出てる

これがほんとの　アバンギャルド

Eme-gir… eme-gir…

高貴な舌よ、歌え

いいなこれ　いいな　普段使い

子どもも　大人も　踊り子なの

歌も生まれた　前の前

Ullu an… kirame…

いつかの空、大地のきらめき

あこがれるー　思いはせるー

波うってー　燃えあがるー

Dingir… dingir… iluma…

神のような火が灯る

手でつづる　不思議な文字

不思議な土器　開いた時

そこにぼくは　いたかもしれない

Kina… kina… salam…

大地よ、やすらぎよ…

土の中　眠る声

こつこつ　響く　土の音

暖かく　まだ　ぬくもってる

Eme-gir… ul-lu an…

歌の根っこ　空をほどいて

火のそばで　丸くなって

誰かが　なにかを　歌ってた

それだけで　夜が揺れてた

Dingir… ilu-ma… kirame…

神のひかり　ことばに降る

風にのって　届くもの

耳の奥で　揺れている

ふれずに　ふれた　懐かしさ

Kina… salam… eme-gir…

やすらぎよ　舌をつたって

炎が　揺れて

土が　暖かくて

言葉が　ひとつ

また　沈んでゆく

Dingir… eme-gir… iluma…

神の名が　舌の先で　とけてゆく

帰り道を　忘れて

呼びかけも　届かなくて

それでも　また　ひとつだけ

小さな　願いが　残ってた

Ul-lu an… kina… salam…

いつかの空　いまの土　やすらぎへ

ふれるまえに　ほどけて

聞こえるまえに　終わって

終わるまえに　始まって

また　聞こえてくる

Kirame… kirame… kirame…