Lyric

どっかのラブソングが歌ってたっけな

「想いは言葉にしなくちゃ伝わらない」ってさ

大事にしてきたこの蕾を

そんな言葉で片付けたくはない

何度も何度も言おうとした

それだって堪えて隠してきた

だって今よりなんてないと知ってるから

春に揺られ夏に仰いで秋に火照り冷めない冬

ずっと見つめていたそんな季節でした

泣いたように笑ったそんなあなたの笑顔を

一生忘れない気がした

この先もあなたをあなたを追いかける

そんな人生なんだってもう分かってる痛いほど

吹けば消えてしまうくらいの

世界の隅っこで僕しか知らない物語

それでもこの３６度の体が歌ってる

咲かなくたって確かに実った恋

期待してしまうことよりも

きっと残酷なことなんてないそう思うから

どんなに願ったって届かない

君でよかったと思えるほど

きっとあのラブソングが

歌っていた言葉は嘘つきだ

線を引いたって伝わってしまうから

きっと僕の知らない世界を遠く見つめる横顔

どうかこのままほんのあと少しだけ

春風が揺らしたこんな青い青い季節を

一生忘れない気がした

この先もあなたをあなたを追いかける

そんな人生なんだってもう分かってる痛いほど

吹けば消えてしまうくらいの

世界の隅っこで僕しか知らない物語

栞を挟んで何度でも今日に帰ってくるよ

それだけでもう大丈夫

それでもこの３６度の体が歌ってる

咲かなくたって確かに実った恋