Lyric

あと少しだけ

目を背けていたら

大事なことだけ

気付けずに終わっていたから

無口な貴方の

微かに零した

不器用な優しさに

触れられてよかった

絡まった指は

容易く解ける

だからこそ跡が

残るくらい強く握る

貴方は私に

私は貴方に

どれ程かけがえのないものを

贈れるんだろう

もし今日

どこか出かけるなら

二駅くらいは遠くへ行きたい

ちょっとずつ

煩わしいことも

二人の時だけ我儘になりたい

風が吹けば

通り抜けてしまうくらい

細い背中に

頬を寄せて

確かに脈打つ命を確かめた

大事なものほど

容易く壊れる

それでも忘れてしまう方が

もっと辛い

貴方は私に

私は貴方に

どれ程かけがえのないものを

貰えるんだろう

分からないことでも

答えを知るより

二人の間にある

思いを見つけたい

苦しいことでも

投げ出すことより

二人で悩んだ

時間こそを信じたい

あと少しだけ

目を背けていたら

大事なことだけ

気付けずに終わっていたから

無口な貴方の

微かに零した

不器用な優しさに

触れられてよかった

絡まった指は

容易く解ける

だからこそ跡が残るくらい

強く握る

貴方は私の

私は貴方の

一番かけがえのないもので

あり続けよう

あり続けよう

あり続けよう