Lyric

愛想笑いの日が

ただ過ぎてゆく、ゆく

感じれる痛みは

ただ心地よく、よく

壊れたワイパー　時を

刻む心拍競い合う　ビート

まだ止めないで

吐いた息は　雪の結露

の様かじかむ手のひら　キーも

ぎゅっと離さないで

だからそばにいさせてよ

影を落とした君の目が

綺麗だと思ってるよ

そばにいさせてよ

私は貴方みたいに

美しく悲しめないよ

切り取った映画なシーンの様

チカチカと点滅するヘッドライト

ミラーに浮く俺はエキストラ

無表情無音声が夜に溶けた

粉雪舞うスクリーン、スローで降下

ひび割れたガラスは日々の暗示か？

彼女言う綺麗はざわめくスリル

まるでホラーの予告、凍るフィル

ワイパーがハイハット ズレるリズム

軋むタイヤが静寂を囃し立てる

止まるヒーターにすかさず吐く白い

息、まるでスターと裏柄のフィルムグレイン

寒さに耐えられずUターン決め込む僕と

幕引きのエンドロール

フロントガラスで跳ねる街のネオン

弾けるポップコーンに初めて見えてる

踏んだブレーキで死んだ自分を知る

雪国を離れるほど夢だけを見たくなる

だからそばにいさせてよ

影を落とした君の目が

綺麗だと思ってるよ

そばにいさせてよ

私は貴方みたいに

美しく悲しめないよ