Lyric

愛を謳う　そんなありふれたことが

いつからか　できなくなってしまっていた

誰かが　素敵と言った世界は

灰色の空が覆った　こことは違う世界だと

気付いた　気付いていた

罪状を知らない囚人

どうして僕はここにいるんだ

欠けた未来を　ただそれを掴もうと

何年　ずっと　鉄格子を叩いている

冷めた視線が　とうに教えてくれていたんだろう？

この監獄は　出られない

一生足掻いて傷を作っても　出られないこと

[演奏]

哀を歌う　そんな意味のないことが

いつからか　僕の全てだった

ああ　間違いないや

僕はもう終わっているんだろう？

君の書いた言葉も

一つだって理解できやしないから

死にたいなんて言えないだって許されちゃいない

ねえ　どうしたらさ　せめて許してくれますか？

診断は無期懲役と

告げたカルテに　声が出ないや

失った全てが　僕に牙を剥くように

ありもしない　暴言が　今日の僕を否定する

叫んだ声が　かき消される前にどうか

誰かただ　一度でも

拾ってくれないかって願いすら　叶わないんだろう

[演奏]

僕を脅す悪魔が1人

裏切りを示唆するアルカナ

僕を騙す天使が2人

烙印は脳に焼きついた

僕を見張る僕が1人

2人？3人？目が霞んでいく

あれ？　おかしいな

また　なくなった

あれ？　おかしいな

誰が　この首を締めているんだ

もう黙ってよ

言われなくてもわかってるんだ

僕は幸せにはなれないんだろう？

生まれないほうが良かったんだろう？

死んでしまえたら

いっそ全部なかったことにしてしまえたら

なんて最低なことが　僕の思いつく全てだ

叫んだ声が　木霊した部屋で知るんだ

この監獄は出られない

この地獄は終わらない

一生足掻いて傷を作っても

出られないんだ