Lyric

思い出の中　塩素の匂い

プールバッグ　爆睡の五限

思い出すとき　青い空に

僕が浮かんでいる

僕らの夏がまとめられている

一冊の本を

手繰ってはいつも見覚えのある

顔と思春期

帰り道の恋

まとめられていた

ポニーテール

廊下の日差しが

襟に触れそうなとこで

揺れてる

高架下の冒険の日々

恋をしてたな　正面の君に

見違えるほど綺麗になって

また会えるかな

例えば二人　目覚めて眠る

今もあり得たかな

照れ隠しあった　あの日の僕ら

汗ばむ記憶は　緑色

思い出す頃　たばこの匂い

灯油買って　遅くなった

思い出の中　火薬の匂いと

手持ち花火

僕らの夏が　代わり映えなくて

何年経って

変わっちまうのはこんなに早いと

怖くなったな

八月終わり

六時半過ぎ

あのインターホン

思いがけなく

情けない僕の指が

震えてる

後悔したよ　少年の日々

恋をしてたな　当然のように

朝のトースト　片手にコーヒー

アルバムめくって

あの日の君に今でも会える

バカみたいだな

落書きにあった　あの日の僕ら

悴む記憶は　茜色

夏祭りだって

はしゃぐふりして

君を見ていた

花火が終わって

自転車置き場

君を探してる

高架下の冒険の日々

恋をしてたな　正面の君に

見違えるほど綺麗になって

また会えるかな

例えば二人　目覚めて眠る

今もあり得たかな

照れ隠しあった　あの日の僕ら

汗ばむ記憶は　緑色