Lyric

お前の髪が明るくなったのは

噂のあいつの好みなんだろう

腕を縛られ　首を絞められ

目隠しをされた檻の中

羊の群れからはぐれてしまった

最後の一匹が頭に棲みつき

眠らせないように　逃げられないように

暴れて喚いた夢の中

今になればかっこ悪いと

思うこともあの時はかっこ良かったね

「変わり者」は褒め言葉

他人と同じじゃいられなかったから

お前が知らない俺がいるように

俺が知らないお前がいたのさ

分かったふりでいい　ぼやけたままでいい

サヨナラの背中振り返るまで

なんて残酷な

幸せを目の前にしても

動かぬ心なら抉り出して

誰かに触れられなくたっていい

分かってるのさ弱いところ

ぜんぶ燃やして

今に逃げ出して

忘れてしまえば

どんなに楽だろう

諦めるための言い訳なんてさ

夜空の星よりあるけれど

お前の髪が明るくなっても

ちっとも俺には関係ないけど

一秒でも長く　一瞬でも長く

見惚れていたっていいだろう

見惚れてしまってもいいだろう

息が途絶えるその日まで