Lyric

愛想笑いの背後に隠しては

本来の愛も今朽ちていく

後悔をアイロニーに託しても

また意味だけが世界を作ってしまう

いくら願い合って繋がっても

いつだって間違って伝わるもの

傷裂いて書いたって無駄だ

もうじき雨が手紙を濡らしてしまう

詰め込んでも埋まらないもの

倦怠感増す足と毎回

ネオンサイン照らす街を徘徊

現代を成す愛の残骸

また意味だけが世界を作ってしまう

現在を指す針と相対して

全体を穿つ愛と際会しても

天体を回す神の采配で

また朝焼けが影を燃やしてしまう

詰め込んでも埋まらないもの

繋がっても誰にも分からないこと

一切意味ないと思った

実際日々迷子みたいだ

一回でもいいから芯から心臓に滲み出す真実を

ほら　言葉にできないよ心は

大人になる前のこととか

どこかにある愛のこととか

思い出して　脆い足で走った

痛みもあって

届かないけど

光もあって

だから愛を離さないでいて

くだらないな　言葉なんて

吐いた途端に離れて浮かんで

裏側には　心なんて

無いんだよ　単に重ねてるだけ

埋まらないんだ　音が鳴って

描いた途端に剥がれて腐って

無駄な毎晩が過ぎ去って

罪だって　突き刺さって

形を変えていくすべての価値

裸足で這っていく虚ろな街

昔を羨む気持ちと群がる人々と虚しい独りの葦

本当は誰もこの世界に上手く生まれてはいない

だから　言わば魂を

意味に隠したんだろう

詰め込んでも埋まらないもの

繋がっても分かりはしないこと

それだってもう　慣れていたのに

触れ合って今日

君と笑って泣いたよ

一切意味ないと思った

実際日々迷子みたいだ

一回でもいいから芯から心臓に滲み出す真実を

ほら　言葉にできないよ心は

大人になる前のこととか

どこかにある愛のこととか

思い出して　脆い足で走った

痛みもあって

届かないけど

光もあって

だから愛を離さないでいて