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梅雨の空気、匂い、それと音。
夏の訪れをいつも知らせてくれる。
今年もそんな季節が来た。
屋外へ出た瞬間のもわっとする感覚は好きじゃないが、
田んぼや川から聞こえるカエルの声が懐かしく思える季節だ。
都心でそれは聞けないが。
本作はDAD TRIMの中では珍しい曲調となっている。
異性に対して、内なる感情、迷い、葛藤、暗い調律から感じる感覚は人それぞれだ。
今までいつも隣にいた家族や友達とは一旦離れ
1人東京へと飛び出した。
人が多い都会では、1人特有の疎開感が際立つ。
ある雨の日、女性が身動き取れず雨宿りをしている。
可哀想だけど1人に慣れてしまってから人に声をかけられない。
でもその時気がついた、向こうも1人と。
もう通り過ぎているのになぜか折り返した。
話かけた、駅まで一緒に行きますか。
Not alone
All the best DAD TRIM
FROM SNOWY TOWN
新潟県三条市出身 田舎の一般的な家庭に生まれるが、小学生に上がる前に父親がギャンブルで作った莫大な借金が原因で両親が離婚。 その後兄の影響からヒップホップに出会う。 16歳の頃、家を出て行った父親が近所の公園で焼身自殺。そのトラウマから抜けるために敢えてその公園の名前と父を捩り、 22歳でDAD TRIMとして音楽活動をスタート。 本来の1stシングルであるRigelはAppleのアプリGarageBandで見様見真似でビートから自作。 地元三条市の小さな飲み屋街、本寺小路でMV撮影をしてYouTubeにアップしたのが自身初の作品だ。 2021年、VILLAGER$としてSENKO(feat.DAD TRIM)をリリース。 地元の旧地名である下田村の村(village)を捩り 友達と制作した作品となっている。 同年4月、思い立ちから上京。 自分の名前を世界に広めるため、地元にはないストリートや音楽シーンに触れるため、東京で活動をスタート。 翌年2022年に上京後から録り溜めた13楽曲をMIXTAPE『RIGEL』としてリリース。 2023年からは大好きな地元と東京での生活を舞台にした1stアルバム『FROM SNOWY TOWN』を制作開始。 しかし同年10月に中高共に過ごした地元の友達の1人が癌により他界。 そのとき制作をしたのがHeart(feat.S TILL I DIE)とAgainだ。 夢を追いかけ上京し、様々な葛藤の中から生まれた楽曲を自身初のアルバムとしてリリースを予定している。 "女で一つ育ててくれた母親と、いつも隣にいてくれた地元の友達、全員に恩返しをする" "憧れのマセラティに乗って地元に帰り、一軒家を建てて幸せな家庭を作る" ベターなヒップホップドリームだが、それを叶えるために活動中。