Lyric

ねぇ私はもう私だから

他の全てを知らないの

誰かになる夢を見たい

自分に嘘をついてたい

寂しさに負けてしまった

夕暮れの部屋

当てもなく繋がりを求めた夜の都会

結局は何も埋まらなかった深夜0時

満たされたフリをしていただけ

全ての感情を秘密にして笑う人達

それはきっと

私と同じように生きてる人達

最終電車

酔って寝付けない私のそばに

誰だかも知らないひとの

肩が触れて落ちていく

夢か現か

醒めたとき寂しくなる

偽りの熱を帯びた身体

簡単にほら

また冷えていく

路地裏で笑うバニーガールの朝焼け

うずくまる男の始発電車

私だけ

時が遅く流れるラッシュタイムに

これが幸せだと言い聞かす

全ての感情に

気づかないふりをしたいけれど

どこかいつも探してる

本当の私の置き場所を

東京の下に

埋められた人の核

巻きあげる風を起こして

ビルの間駆けていく

私以外は知らない私のこと

喉の奥で押し殺した

言葉を叫ぶ日には

風が吹いて「誰か」の髪を揺らす

「誰か」の一瞬の感情を

初めて素敵と言えた

最終電車酔って

また誰かを感じてる

東京の文化の渦で

嘘でも寂しさを塞げばいいの