Lyric

フロントガラス 映る街の灯り

少しだけ黙った君の横顔

熱を帯びたこの夏の夜に

風だけが やけに優しい

止まらないBGM 窓を開けたら

遠くの海の匂いがした

夜風にまかせて 駆け出すままに

明日のことなんて 置いていこう

重ねた鼓動がリズムになる

二人だけの夜 追い越してく

涼しくて熱い この瞬間を

信号が青に変わるたびに

忘れてた何かが 戻ってくる

コンビニの明かりさえも今は

ちょっとだけ 綺麗に見えた

ノイズ混じりのラジオが言った

「今夜は星が綺麗らしい」

夜風にまかせて このまま遠く

誰にも言えない夢の途中

ハンドル切れば 浮かんでくる

あの日描いた未来の地図

すれ違う 季節の向こう側へ

夜明けが近づいても

もう少しだけ走らせて

風の中 君が笑ったら

きっと それだけでいい

夜風にまかせて 駆け出すままに

明日のことなんて 置いていこう

願いも迷いも巻き込んで

二人だけの夜 焼きつけたい

終わらない 夏のワンシーン