Lyric

こんなに 気持ちを奪われるなんて

ライトノベルの恋みたいで

交わした言葉は 数えるほどなのに

きみの声が 胸に響く

「おはよう」って さりげない挨拶に

胸が高鳴るのに　切なくて

きみのまなざしの その先には

いつもあの子が 映っている

他愛もない 恋のはなしで　ごまかす

きみは 少し恥ずかしそうにしている

わかってるよ　その胸の鼓動が

私じゃない　誰かに 向いてることを

早く 早く きみに伝えたかった

私の初めての この気持ちを

もっと 早く きみに会えてたなら

私の気持ちが伝えられたのに

思いを伝えようと もがくけれど

明るい明日が 見えなくて

優しいきみの 困った横顔が

伝える前から 目に浮かんで

きもちを　ごまかす　私の声が

心のすみで 　うずくまってる

この恋が はじまる前に 終わるなんて

そんな未来を 感じていた

もしもあの日 少しでも伝えてたら

気持ちを知ってもらえていたのかな

咲くことのない この想いに

恋と名をつけて　育ててあげられたのかな

早く 早く 会って伝えたかった

私の初めての この気持ちを

もっと 早く 気づいていたのなら

私の想いを伝えられたのに

あの日のせつなさも 胸のざわめきも

愛しい　想いの 小さな欠片だから

いつかきっと 優しい恋の種を

大切に育てていきたい

いつか いつか ちがう恋の種に

出会えるとしたら

愛をそそいで

つよく　つよく　芽吹かせてあげたい

笑顔のつぼみが　いつか　花ひらくように

いつか 違う　恋の種に　出会えるなら

今日のこの想いもずっと抱きしめてたい