Lyric

夜の道を歩いている

理由もなくただ

月明かりを追う

長い長い

夜の旅に出よう

虫の音を乗せる

涼しい夜風は

夏の匂いがする

踏切を越えて

遠い遠い

空の向こうまで

あぁ海は凪いで

零る涙は

愛に飲まれ

藍に染まる

満ちたばかりの

月が優しく

街を包むなら

夜行列車に乗って

昨日から遠ざかって

いつまでも醒める

ことのない

夏夜の夢を

夜に芽吹く花のように

儚い恋をして

行く当てもないまま

淡い淡い

光が差す道を

あぁ海は凪いで

零る涙は

愛に飲まれ

藍に染まる

咲いたばかりの

月を二人眺めた

あの夜に

君に恋をした

深い眠りについて

いつまでも醒める

ことのない

夏夜の夢を

風に吹かれ

君と歩いた街は

茜色の

朝焼けに染まる

満ちたばかりの

月が優しく

街を包むなら

夜行列車に乗って

昨日から遠ざかって

いつまでも醒める

ことのない

夏夜の夢を