Lyric

穏やかに晴れた空

ダンデライオン

土手に吹く風は

バイオリン

でたらめな鼻歌

指のパーカッション

木綿のようにどこか

懐かしい

体育座りしている

小さな恋のメロディー

元気だろうか

ふと胸がほろ苦い

田んぼに映る雲

畦道に白鷺が一羽

冬を超えて

君に逢えた

良い季節の始まりさ

愛すべき人達に

出逢えて来れたから

今があるんだね

太陽に麦藁を

虹に靴下を

履かせる

旅なのかもしれない

何を信じていいやら

呆れてしまう

諦めてしまう

だけどこれだけは

手に負えぬあんな事

同じ空の下で

君が教えてくれた

素晴らしい世界

ちょっとした事で

人は容易く傷ついて

ちょっとした事で

元気にもなるから

春には芽吹き出す

葡萄の季節がやってくる

桜もじきに

咲き始めるよ

わかるかい

ほらみんな生きてる

君の歩き方見てると

その白いスニーカーが

何か伝えようとしてる

ウキウキルンルンに行こう

たった一度のこの人生

そう歌っているみたいさ

愛すべきあなたに

出逢えて良かったよ

出逢うべくして

出逢ったような

太陽に麦藁を

虹に靴下を

履かせる

旅なのかもしれない

草木のない心に

根を茎を葉を花を

咲かせる

旅なのかもしれない

そして枯れ果てて

やがて土へ