Lyric

坂道を　勢いつけて踏み込んだ

重たいペダルを　ゆっくりと

力いっぱい

漕ぎ出す街で　所狭しとすれ違う

足早に踏まれた夢達の

影が舞い上がる

タイヤの空気も抜けかけてる

こんな日々に

逆らって　走りたくて

唇かみしめた

冷たい向かい風　肩がすくむけれど

行こう

そのうち　きっと使うかもって

心の奥底に

しまいこんで

錆びついてた気持ちが音を立ててる

もう若くはないとか

過去や未来の　後悔や不安や

どうにもできないことばかり

頭の中埋め尽くす前に

ベルを鳴らして

自分の足で

世界をまわせ

高らかに　車輪を　軋ませて

自転ライダー　止めるもんか

坂道のペダルは

まわせばまわすほど

重さを増していくけれど

のぼりきった坂の向こうに

期待なんてしない

今を生きるために　今生きている

心が行先を示している

容赦ない　向かい風受けたら

それが合図さ

世界をまわせ

踏み込んでいけ