Lyric

命がけで守った

未来が買われてく

海も山も川も星さえも

隣の芝を青くして

肥料を撒いて太らせて

枯れた我の土地には知らん顔

搾取して奪ったものは

なにも財産だけじゃなくて

本来当たり前に

思い描けるはずだったその希望

守るべきものを

守れない者に

理想を語る資格があるものか

愛すべきものを

愛せない者に

賞賛を受ける資格があるものか

柵が壊されても

扉が取られても

入り込んだ風に震えても

塞がれた耳では

くり抜かれた目では

何が起きているのか分からない

起こせよ曲がった腰を

繋げよ抜かれた骨を

取り戻せよ心を

笑って過ごすはずだったあの日を

目の前の悲劇を

直視せぬ者に

涙を流す資格があるものか

上げるべき声を

上げられぬ者に

未来を変える資格があるものか

思考が止まったままの

今を生きるだけの有機物

取り戻せよ心を

決して奪われちゃいけない心を

救いを待つ手を

踏みつける者に

報酬をもらう資格が

あるものか

聞くべき痛みも

聞こえない者に

服従させる資格が

あるものか

守るべきものを

守れない者に

夢など語る資格が

あるものか

愛すべきものを

愛せない者に

明日を担う資格が

あるものか