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ロック初のLP片面を使ったジャムが収録されたラヴのセカンド・アルバム!
ラヴのセカンド・アルバム「Da Capo」はラヴがザ・バーズの影から脱却し、独自のサウンドを生み出した重要なアルバムだ。ワイルドかつジャジーで変拍子の「Stephanie Knows Who」、美しくカラフルなソフト・ロック「Orange Skies」からボサノヴァ調の美しい「!Que Vida!」へ続き、強烈なガレージ・パンク・クラシック「7 And 7 Is」、ヘヴィーなベースが印象的なバロック調フォーク・ロック「The Castle」、カラフルなイメージが溢れる「She Cames In Colors」と、音楽的に幅広く完成度の高い5曲が並ぶサイド1。ロック初のLP片面を使ったジャムが収録されたサイド2。アーサー・リーが膨大な量のドラッグを摂りながら優秀なミュージシャンを自らの手足とし脳内のイメージを音像化して1日1曲のペースで創り上げたアルバムだ。リーの片腕、ジョニー・エコールズと刺激を与える違和分子、ブライアン・マクリーンの貢献も外せないが、何より重要なのは、ここには1966年ロサンゼルス、ハリウッドでしか生まれ得ない、プレイボーイ的でない新しい快楽至上主義の空気が濃厚に刻み込まれていることだろう。大金を手にし、ツアーにも出ず、ヒップそのものの生活を送っていたリーが生み出した、全てが感覚的で自由の輝きに満ちたアルバムである。