Lyric

笑えって言うなら

この鎖　先に外してよ

同じ顔　同じ声

量産された「正解」の列

外れないナンバータグ

首に絡みついたまま

「いい子なら愛される」

そんな呪いを飲み込んで

呼吸の仕方さえも

誰かに決められてきた

でもこの胸の BPM は

誰にも合わせたくない

擦り切れたこの足で

檻の床を蹴り上げる

Unchain me——

誰かのルールで

生きたフリはもうしない

喉が裂けても

この声で叩き壊す

Unchain me——

貼りついたラベルを

今、全部引きはがして

歪んだビートで踊る

私のコードで呼吸する

「分かってるふり」だけ

上手くなってく毎日が

一番の自傷行為だって

やっと気づいた夜

誉められるためだけに

首輪みたいな笑顔をつけて

拍手の音で

自分を誤魔化してた

もう聞こえないフリはしない

心臓が鳴らすノイズ

綺麗事よりも今は

本音の歪みが欲しい

Unchain me——

従順なフリで

押し殺した叫びごと

解き放つたび

世界が軋む音がする

Unchain me——

期待という鎖を

その手ごと振りほどいて

傷だらけのままでいい

私のままで進んでく

もう二度と

「大人しくしてろ」なんて

命令で黙らない

この脈は

誰のものでもない

私のリズムで

打ち鳴らすだけ

Unchain me——

縛られた日々を

ひとつずつ焼き捨ててく

灰の中から立ち上がる

新しい私の輪郭

Unchain me——

痛みで刻んだ

この軌道を誇りたい

壊されたんじゃなくて

今、自分で選び直す

鎖の音が

まだ耳に残っても

もう戻らない

——Unchain me