Lyric

タバコとミルクティを買ったら向かうよ

川沿いのグランドへ

緑の絨毯に腰を下ろして

飛行機雲眺めてた

キャッチボールをする野球チームの中

ブカブカのユニフォーム

あの日の僕を見てるようで

懐かしさに火を付けた

打っても投げてもほとんどが

良いとこ無しの少年

それでも全力で走る姿

小さな身体で背負ってる大きな背番号

取れるはずない球も

ひたすら追いかけてる

何してきたんだろう

今何してんだろう

平日の昼真っから

猫背の僕を少年が見たら

きっと笑うに決まってる

泣いても叫んでも神様は相手にしちゃくれない

それでも全力で走ってかなきゃ

誰にも負けないくらいの威勢の良いその声は

芝生の観客席までほらちゃんと届いてる

少年のエラーしたボールが足元に転がってきた

投げ返したストレートに込めた言葉ありがとう

悲しいわけでも寂しいわけでもないのになぜ

歯を喰いしばったってこみ上げる

次から次へと生まれる山積みの迷いや不安

それでも全力で生きてかなきゃ

大人の顔して背負ってる

微かな夢と希望

消えてくれないからさ

今でも追いかけてる

拾った小石に願いこめて

描いた放物線

タバコも切れた

ミルクティも無くなった

夕焼けがいつもと違って見えた