Lyric

僕のじいちゃんは工作が得意

内緒だけど夏休みの工作も

じいちゃんが作った

だけどじいちゃん

張り切り過ぎて

明らかに小学生の

作品じゃないね

不器用で口下手で

何考えてるのか分からない

そんなじいちゃんが

僕は少し怖かった

僕のじいちゃんは

よく酒を飲んで

ばあちゃんを泣かせた

そのくせ

ばあちゃんが死んでからは

よく泣いてた

なんでじいちゃん

ばあちゃんのこと

もっと大切にして

やれんだったと

不器用で口下手で

何考えてるのか分からない

そんなじいちゃんが

僕は少し憎かった

ねえ、じいちゃん

じいちゃんが死んでから

僕も大人になって

じいちゃんの色んな話を

聞かせてもらったよ

僕が生まれるずっと前

ばあちゃんが大事にしてた犬が

家を飛び出して車に轢かれて

もう死んじゃったその犬に

じいちゃんは人工呼吸を

したんだってね

普通の人はそんなことしないよ

普通の人はそんなこと

できないよ

不器用で口下手で

何考えてるのか分からない

そんなじいちゃんのこと

今になって

もっと知りたかったと

思ってるよ

大切にしようとすればするほど

空回りするじいちゃんの優しさ

今は怖いなんて思わないよ

だからもう一度会いたいよ