夜明け前の彗星に手帳を預けて
月を目指した舟は今やおとぎ話さ
死語で語る猫を横目に留守を任せて
起きたまま夢の続きを描いていく
昔探した宝物は誰かが売っていて
パン嫌いのパン屋はもう夢の中
明けない夜があることを
ずっと彼は知っている
欠けた月に引っ掛けたあれを
ねぇ、誰か取ってよ
時間の積み木でお城が作れたら
生活の穴は埋まるだろうか
僕のいた時間がいつか
雪の様 消える前に
あなたの思い出になることが
出来たらいいのにな
いつからだっただろうか
夜が明けないのは
合図が落ちるのを待っている
夜明け前の彗星は僕に呆れている
月を目指した舟は今や火星を後にしたんだ
現実を受け入れたら何になれるの?
クラリネットで回る街が
ねぇ、小さく見えたんだ
あなたの隣で夜明けを見られたら
僕の生活も月に届くかな
いつだって先は見えている
真っ暗な朝が待っているだけ
変わらない僕を
僕は許してくれたらいいのになぁ
今日だけは、今日のことを
忘れてしまいたいけれど
明日がまた今日に変わるんだ
僕のいた時間はいつか
雪の様 消えていく
いつまでも此処に
居られる訳じゃないから
そろそろ行かないと
夜が明けないのは
僕のせいなんだって
愛情の次を探して
迷ったけど、置いていく
預けた手帳は返して欲しくないんだよ
いつからだっただろうか
孤独が愛おしいのは
明けない夜の中を生きていく
夜明け前の彗星に別れを告げて
月を目指した僕は今
終わりに向かっている
- Lyricist
ris no ria
- Composer
ris no ria
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