Lyric

心が凍る

世界が滲(にじ)む

粉雪が舞う

しなやかな風が　ふいに雪を呼んだ

口元でとどまる言葉　気が付いてるわ

つないでいた手は　いつのまにか離れ

あたたかかった気持ちは　このまま空にとけるの

恋をまだあきらめたくはない

こんなに一緒にいるのに

好きだよと　言ってくれた

言葉がまだ　胸に残っているの

涙があふれないように

まだ　ふたりでいさせて

ひとりにはもどれないよ

どうか　もう一度思いだして

視界が歪む

空気が揺れる

思い出が散る

ゆっくりと雪が　空気をひやす

さよならのはじまりを　何度も逃げる

同じ場所なのに　あの時とはちがう

出会った頃の季節は　同じはずなのに

あなたの背中は見たくない

いつまでもちゃんと見つめたい

好きだよと　言って欲しい

ずっと　この先も

言葉にはできないような

隠し事があってもいい

今だけは　それでもいい

あの日々を　思いだして

何も知らない写真が微笑んでるわ

優しかったあなたには

もう逢えないのかな

恋をまだあきらめたくはない

こんなに一緒にいるのに

好きだよと　言ってくれた

言葉がまだ　胸に残っているの

涙があふれないように

まだ　ふたりでいさせて

ひとりにはもどれないよ

どうか　もう一度思いだして

心が凍る

世界が滲(にじ)む

粉雪が舞う