Lyric

夢を見ていた

あの夜君は何を想っただろう

予定もなくして

何もしたくないから

あの日電話をかけたんだ

少し開いた窓　吹く隙間風

薄暗い部屋に差す日の光

何もないあの場所が好きなだけ

なんて話してた君は

ぎこちないね

あの日の薄れた思い出も

君と見たかった夢も

全部忘れてしまうから

形のない想いは音に乗って

言えなかったあの日のさようなら

届かないよ離れてしまって

白い光が降り注いだ街

それは二人が灯していた火

雪みたいに積もる想い重ねても

形もなくあの日は溶けるんだ

過ぎる季節は少し早くて

追いつけないまま日々を歌って

あの日の匂いも忘れてしまうほどに

今遠い場所に君はいる

少し開いた窓　吹く隙間風

薄暗い部屋で見てた幸せ

何もないと思ってた今まで　だけど

綺麗に映ったあの日々に

たまに帰りたくなるんだ

あの日は君が隣にいて

繋いでいてくれた手のひらを

温かい愛に包まれた日は

この手からすり抜けて今はもう

届かないよ離れてしまって

白い光が降り注いだ街

雪みたいな君はもういない

いつか全て忘れてく日が来ても

形もなくこの胸にあるから