

ねえ
夏って終わるときだけ
少し早すぎるね
午後六時の帰り道
まだ蝉の声はうるさくて
コンビニで買ったアイスが
話してる間に溶けていた
自転車を押しながら
どうでもいいことで笑って
明日からまた制服だねって
誰かが言って 少し黙った
写真はたくさんあるのに
あの時の匂いは残せない
もう一回だけ今日を
最初からやれたらいいのに
8月31日
終わらないでって思った
花火も海も 君の横顔も
まだ昨日みたいなのに
8月31日
明日になれば夏じゃない
またねって手を振ったあと
振り返れなかった
この夏を忘れたくないな
夜九時過ぎのグループライン
今日の写真が増えていく
ブレてるやつも変な顔も
なぜか消せずに残してる
窓の外はまだ暑くて
遠くで誰かが花火してる
宿題なんて終わってないけど
それより今日が惜しかった
来年も同じ場所で
同じように笑えるかな
そんなこと聞けなくて
スタンプひとつで「また明日」
8月31日
ずっと続くと思ってた
自転車も海も くだらない話も
全部当たり前だった
8月31日
カレンダーをめくれない
明日になればこの夏が
思い出になる気がして
まだ眠りたくないな
いつか今日のことも
ちゃんと思い出せなくなって
誰と何を話したとか
どんな服を着てたとか
それでもきっと
この夜のことだけは
なぜか胸の奥で
ずっと夏のまま
8月31日
終わらないでって思った
花火も海も 君の横顔も
全部ここに置いていく
8月31日
明日になれば夏じゃない
「また来年」って言えないまま
季節だけ進んでいく
もし忘れてしまっても
あの日の私が覚えてる
夏が終わる
午前零時
窓の向こうで
最後の蝉が鳴いていた
- Lyricist
haruhi
- Composer
aoha
- Producer
haruhi
- Vocals
aoha

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8.31
aoha



