Lyric

夕暮れの浜辺に　足跡が消えてゆく

波の音にまぎれて　君の声を探してる

すれ違う風の中　笑いあった日々の影

心にまだ残る　淡い切なさ

花火の残り香に　ふと胸がしめつけられる

もう戻れないと知りながら　手を伸ばしてしまう

夏の空に　あの日の夢を重ねて

君と見た光景が　今も瞼を染める

焼けつく太陽より　熱い想い抱きしめ

遠い季節の残響に　ただ溶けていく

蝉しぐれ響けば　ふと立ち止まる道

指先に残った　君の温度を探す

真夜中の公園で　眠れずに見上げた星

願い事はいつも　君の幸せ

アイスの甘さより　苦い記憶がよみがえる

無邪気な笑顔が　切なさに変わる

夏の夜に　灯る想いを抱きしめ

胸の奥で消えそうな　微笑みを守る

流れ星が描いた　儚い夢の欠片

まだ君のぬくもりに　心が揺れる

過ぎ去った日々の影を　追いかけても届かない

それでも忘れたくないよ　君と過ごした季節を

夏の空に　残した約束抱きしめ

今も変わらぬ想いが　未来を照らす

蝉しぐれが遠ざかり　季節が巡っても

君の面影は　夏の残響に生きている