微かな音を立て
部屋の隅の窓、君は揺らす。
膝を抱えて、やり過ごした。
7月を殺め、待っていた。
見慣れたあの夏の日
君が待っていた。
帰りたいんだ。
夏の隙間から見える場所へ
さよならの声は
ずっと脳のどこか今も響いて
夜になればほら君は声をあげて
涙流してるんでしょう?
幾つも日々を背に。
駆け抜けて辿り付けない僕は
どんな顔でずっと演じればいいの?
描いた景色も全部びりびりに破って
静かな部屋の前では
君が待っている。
夜明け前から
ドラマみたいに。
夕凪、気球が落ちて
薄暗い部屋に虹がかかる
眩しかった君の笑顔見つめて、
白昼に溶けてった。ああ。
君の青い日々 僕を色付けた。
朝、目が覚めて
空を見上げてる
ただ同じ日々
繰り返していく
君は帰らない
あの夏のもので
まだ見つからない
青に溶けていくから。
今更、光が指していたってさ
無価値でくだらない日々、
過ごすのだろう
架かった虹も全部モノクロに潰して
静かな部屋の前では
君が泣いていた。
夜明け前から
ドラマみたいだ。
何度も。
あの夏の日
君が待っていた
- Lyricist
Tsutsui Ryoma
- Composer
yusura
Listen to Sky, stabbing with dignity (feat. IA) by yusura
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Sky, stabbing with dignity (feat. IA)
yusura