歌詞

舞い散る灰の (feat. kidlit)

大嶋啓之

白い空から舞い散る灰

まどろみへと誘う

意識は夢見の彼方へ

静寂とモノクローム

鎖された街

視野を覆う深い濃霧

滲んだ風景

見えるのは遥か

聳え立つ尖塔

永遠に刻まれる

無数の名前

白い空から舞い散る灰

雪のように冷たく

指の間をすり抜けて

地上に降り積もる

どこまでも透明な痛み

やがて何もかもが

埋め尽くされるまで

覚醒と白昼夢

繰り返すサイクル

壊れ落ちたメトロノーム

止まった鼓動

音は途絶えて

声すら聞こえず

届くことのない

無言の祈り

もう誰もいない

どこにもいない

鳥の影さえも

見当たらない

街だけが

かつての姿を留めて

夢と現の狭間に

揺蕩う旋律

それはどこまでも純粋な呪い

忘れ去られたくも

永遠に残る記憶

舞い散る灰の重みが

高く伸ばしたその手を

少しずつ埋めていく

どこまでも残酷な癒し

いつか何もかもが

覆い尽くされる

その日を夢見続けて

静寂とモノクローム

鎖された街

壊れ落ちたメトロノーム

止まった鼓動

  • 作詞

    大嶋啓之

  • 作曲

    大嶋啓之

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ボーカルに作曲家としても活躍するkidlitを迎え、エレクトロニカを中心にポストロック、ジャズ、アンビエントなどさまざまな要素を取り入れた、「都市と音楽」をテーマとするコンセプトアルバム。

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