歌詞

虚栄の市 (feat. kidlit)

大嶋啓之

陽炎の摩天楼

ガラスの森の中 彷徨えば

行先に見るだろう

繁栄と虚飾の残骸を

空耳にこだまする

開場を報せる鐘の音

思惑と駆引と

狂瀾の舞台の幕が開いた

闇に投じたコインの表裏を当てる

不条理なゲーム

虚ろに映した空蝉の影さえ

過去に溶けて見えない

欲望を喰らう市場

灼かれし者達の魂すらも

野放図に肥大した

迷宮の出口を誰も知らず

砂に埋もれた砂金の在処を探す

非合理なゲーム

浮かされ魘され渦巻いた時代の

熱は冷めて返らない

移ろう値が生者と亡者を分かつ

理不尽なゲーム

乖離に顧み見えざる手すがれど

そこに神はもういない

夢と消えた跡形

  • 作詞

    大嶋啓之

  • 作曲

    大嶋啓之

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ボーカルに作曲家としても活躍するkidlitを迎え、エレクトロニカを中心にポストロック、ジャズ、アンビエントなどさまざまな要素を取り入れた、「都市と音楽」をテーマとするコンセプトアルバム。

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