NETAMI Front Cover

Lyric

November

kirye

遠く滲んだ願い事も、

剥がれ落ちたまま。

溶けた声が君を指して、

遠く、朝を呼んだ。

日の届かない場所で、眠る君と。

こぼれ落ちた日々を、

今は誰が生きているのか。

僕は空を見ている。

君が居た季節が留まる場所で。

僕らをとらまえる混乱ですら、

愛せる人間であればよかったのに。

後悔は流れ去る水のように、

一片の余剰をも残すことはない。

祈る声を忘れながら、

移ろう季節が。

伸びた髪を揺らすたびに、

また立ち止まった。

その声と姿へ届かない手に残る、

何の意味もない温もり。

棄てられたら。

誰も触れない綺麗な悲しみを前にして、

この夢が終わること、受け入れて歩いた。

だけど君の声に、どんな慰めも及ばなくて。

歩き出した道は、君が居た季節のままだった。

僕は空を見ている。

滲んだ願い事が消えないように。

  • Lyricist

    vmgf

  • Composer

    vmgf

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    November

    kirye

[NETAMI]is 1st mini Album by kirye.

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