Lyric

最後の夜が明けたなら

指でなぞったシーツの皺が元には戻らなくて

ふと、また、思い出してた

会えない時間が二人の愛を育ててくれるだなんて思ってた

でたらめな唄

耐えられないほどじゃないけど

終わりが見えないのは辛いよ

もっと上手に笑えてたあの頃に

戻れるかな、

戻れるから。

「さよなら」「さよなら」

まだ、必要ない言葉

愛したあなたとなら

ねえきっと そうきっと

大丈夫だって

答えは出さないままにしておこう

考えることが増えすぎて

本当に大切なこと見失ってさ

またうわのそら

揺れるカーテンが倒した写真立てにも気がつかなくて

歪みは春に紛れた

天秤にかけることを

愛と呼ぶのならいらないよ

不器用でも紡いでいけるだろうって

信じていたの、

信じてたけど。

「さよなら」「さよなら」

また握りしめた言葉

愛したあなたならば

ねえきっと そうきっと

分かっていたよって

自分のせいにしてしまうのでしょう

開け放した窓から吹いた

春の風はまた巡って

あなたのこと笑って想えたらいいな

「さよなら」「さよなら」

今日が最後の夜、踊ろう。

涙が出るのはほら

無駄ではない証拠

愛したあなただから

眠ったふりで泣いていたって

二人の最後の秘密にしておこう

ねえきっと もうきっと

会わないけどね

最後に伝えたいのは

そう、ありがとう。