Lyric

遠ざかる足音を

静かに見送った夜

「さよなら」と言えなくて

ただ俯いたまま

交わした言葉も　微笑みも

まだ心に残ってるのに

君はもう振り向かないまま

冷たい風に消えていく

最後にもう一度だけ

名前を呼んでほしいよ

君の声が響くたびに

時間が戻る気がしてた

だけど今は

届かない…

写真の中の二人

あの頃のまま笑ってる

触れた指の温もりも

消せないままでいる

約束の場所も　夢の続きも

今はもう幻みたいで

「大丈夫」って強がるけど

涙が頬を伝うんだ

最後にもう一度だけ

名前を呼んでほしいよ

君の声が響くたびに

時間が戻る気がしてた

だけど今は

届かない…

「好きだったよ」って

言えたなら　違う未来があったの？

それでもきっと　君はもう

新しい朝を生きている

最後にもう一度だけ

名前を呼んでほしいよ

届かない願いだけが

夜の空に溶けていく…