Lyric

「毛細血管みたいな環状線を抜けて、

エゴが蠢く街を散策しようぜ！

【軌間可変の咆哮】+【CO2の渦動】

＝【喧騒】は僕らの愛だね！」とは言うものの、

一面ガラス張りの、繕った部屋の中、

遮光カーテンを引いては、外を眺めて。

愛憎が放ったアンサー【蛮行】を称賛しながら、

ため息をついた今日にも、夕陽は沈む。

真空管のパヴィヨンを、

衒学的に設えたら、

「クラッチもブレーキも要らないぜ！」

このまま、果てまで、君と、逃避行。

Climber！轟いた雷鳴を背に、

今夜も、絶望の崖を登る。

Climber！繋いでしまった手と手を離すまで、

ビクついてるけど。

「承認欲求に賛同し、群盲像を評しながら、

吐き気をもよおす

【ラブ・ソング】でも歌いましょう！」

「…こんな世界はきっと、

僕らが前に進んで行くには、

ちょっとハード過ぎるし、休息が必要だ！」

プライドが、どうしても邪魔をする。

堂々巡りのシニカルなライフ。

本当は、君の手を引いて、

「歩いていきたい！」、と、思ったんだけど。

Climber！轟いた雷鳴を背に、

今夜も、絶望の崖を登る。

Climber！繋いでしまった手と手を離せたら、

ラクなんだけど。

どうして、

Climber！ 轟いた雷鳴を背に、

今夜も、絶望の崖を登る。？

それでも、離れてしまった手と手を、

また、繋いだら、

「ほら、大丈夫！」

Climber！夕焼けの空を踊ってる、

おぼろ雲を越えて、

僕らは、思い描いた【来世】を目指して、逝く。

「ごきげんよう！」。