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誕生日に人は何を感じるだろう、そして、それが節目であった時、特に何を思うか。私は誕生日が近づく度、俗にいうバースデーブルーに苛まれる。
20歳の誕生日、めでたい通過儀礼には変わりない。ただ、自分にとっては今までの苦痛を思い出すトリガーとなったし、ふつふつと煮え立つような苦しみを噛み締めた一日だった。そんな思い出を落とし込み、昇華した一曲。
ー『20th bloody birthday』
ビートはIIIZ本人と、現在「Squeal」を主催し、valkneeとの活動でも知られるANTICが共作。ゴシックでグライムを彷彿とさせるトラックにハイパーな要素を取り入れることにより、より一層斬新なチューンを展開している。
IIIZのアングラな世界観に、ANTICのドライな4つ打ち、そして細やかなパーカッションが絡み合い、危うくも刺激的なサウンドとなっている。
『20th bloody birthday-nel Remix』
本作のカップリングトラックとして、Daoko、GOMESS、Jinmenusagi、春ねむり等、名だたるアーティストを輩出してきたLOW HIGH WHO?の主宰、nelがRemixしたver.も同時収録されている。IIIZ&ANTIC ver.とはうって変わった曲調になっているのが見所である。「夢かわいい」と言った文言が似合うだろうか、そこに不穏感が溢れるギミックや曲調が雲隠れし、「夢かわいいのに、何処か不気味」という、新しい概念を確立している。バンドサウンドを基としているにもかかわらず、独特の浮遊感やドリーミーなテイストは1度聞いたら病みつきになるだろう。
ジャケットは同じくLOW HIGH WHO?の主宰 、nelが担当。LOW HIGH WHO?ファンならハッと気付くかもしれない、オマージュが隠されたジャケットである。また、この相反するような2曲を収録するのにふさわしい、「可愛くありつつも、何処か不穏さを持つ」出来栄えは見応えがある。是非まじまじと見て欲しいものだ。
収録された2曲からジャケットまで、豪華な音源、豪華なメンバーで構成されたシングルである。是非とも、隅から隅まで堪能してもらいたい。ー
IIIZ (this's pronounced "ease"),from LOW HIGH WHO? STUDIO. A rapper & track maker based in Tokyo, Japan. Her music is underground, but it has a hyper character. It shares her unique worldview, which is not limited to music, but the coexistence of conflicting things as a virtue.
LOW HIGH WHO? STUDIO