Lyric

天指すベル　月光　指先に絡みついた赤糸を

鋏で切って硝子の靴脱ぎ　裸足のままで駆けてゆく

勿れの輪舞で　踊った夢の　灰色の壁に薔薇を

棘を描き忘れた　猫が告げ口する

ほうら、世界はパラノイア

カーニバルの日が消える前に　黒い暦火をつけ血を舐める

カーニバルの火が燈る夜に　猫が聴いたレコード(記憶)音が啼く

ただ、ただ、廻っていた

幻覚鳴る　無人駅　飛び込む目と目があった赤い日を

ナショナルキッド　英雄の仮面脱ぎ　透明人間街に消ゆ

穢れた輪舞で　棒振りの死神　花弁咥えた猫を

音符に置き換え　ひげで五線描く

ほうら、心界の暗礁

カーニバルの日が消える前に　黒い暦に描いた嘘を消す

カーニバルの火が燈る胸に　猫が噛んだレコード(記憶)応答が無く

ただ、ただ、廻っていた

くるくる廻る、くるくると。

そう、魔燈が映し出すこの世界

つるつると覆われた喜劇と悲劇の境目は

ざらざらと猫が　、　書くベル鳴る前に

ごちそうさまと　たいらげた

ほうら、おかわり、します？

無音の輪舞で　かき切った夢を　白色の空に足し

夢幻と描いた　楽譜を開く

ほうら、世界が動き出す

カーニバルの日が消える前に　黒い暦火をつけ血を舐める

カーニバルの火が燈る夜に　猫が聴いたレコード(記憶)音が啼く

カーニバルの日が消える前に　黒い暦に描いた嘘を消す

カーニバルの火が燈る胸に　猫が噛んだレコード(記憶)応答が鳴る

ただ、ただ、廻っていた