Lyric

そんなことより

この夜の透明な青さが

君と過ごした季節のそれで

僕は嬉しかった

風が吹いたら靡くように

目を開けていたら乾くように

当たり前のことさ 仕方のないことさ

過去の日々を羨むように

明日のことを怖がるように

当たり前のことさ 仕方のないことさ

だから僕は偶然すれ違った何かの

真ん中に刃物をあてて 倒れた人型持ち帰り

心を探してみた ワンルームのバスタブで

白い木々をへし折って 桃色の生ゴミを掻き分け

それでも見つからない ねえ心はどこにあるの

何も言わない口から垂れる 体液がただただベタついて

そんなことより

この夜の透明な青さが

君と過ごした季節のそれで

僕は嬉しかった

自分の考えは大事に誰かに流されないように

そういった誰かは無責任に消えた

こんな僕からしても歪な世界で

せめてこの心は守りたくて

だけどその心の形知らなくて

だから僕は偶然すれ違った何かの

真ん中に刃物をあてて 倒れた人型持ち帰り

心を探してみた ワンルームのバスタブで

白い木々をへし折って 桃色の生ゴミを掻き分け

思い出も悲しみも 全部引きずり出したら

生き絶えたそれが僕の 右腕を掴んできたけれど

それでも見つからない ねえ心はどこにあるの

何も言わない口から垂れる 体液がただただベタついて

そんなことより

この夜の透明な青さが

君と過ごした季節のそれで

僕は嬉しかった