

街のスピーカーから
君がよく歌ってたフレーズ
思わず足を止めて
ひとりで笑っちゃったんだ
コンビニのドアが開いて
風にのるサビのメロディー
「好きだよ」って言ってた
あの日の声がよみがえる
もう終わった恋だって
ちゃんとわかっているのに
胸の奥 ふわっと
あたたかくなるのはどうして?
君の好きだった曲が流れたんだ
それだけで今日がちょっときらめいたよ
涙じゃなくて 笑顔になれたのは
まだ少しだけ 君がいた証拠
ねぇ もしどこかでこの歌を聴いたなら
ほんの少しでいいから 思い出して
「君といた私」を
今でもそっと抱きしめてるよ
駅へ向かう帰り道
イヤホンで同じ曲を再生
並んで歩いた道が
少しだけ近く感じた
君がハモってたところ
つい真似して歌ってみたり
忘れたつもりの癖が
まだこんなに残ってる
新しい恋なんて
まだ想像できないけど
未来へのページを
やっとめくれそうな気がした
君の好きだった曲が背中押すから
昨日より明日に進めそうだよ
悲しいだけじゃ 終わらせたくないの
ちゃんと好きだった 私のままで
ねぇ いつかふたり笑って話せたら
「こんな恋もあったね」って言えるかな
君に出会えた季節が
今も私を照らしているよ
すれ違っただけの
誰かの笑い声さえ
あの頃の私たちみたいで
少し胸がくすぐったい
失くしたと思ってた
大事なものは全部
この胸の奥で
ちゃんと生きてるってわかったんだ
君の好きだった曲が流れたから
止まってた気持ちが動き出したよ
サヨナラだけじゃ終われないよね
だって本当は 幸せだったから
ねぇ もし未来でこの歌を聴いたなら
少しだけでも笑ってくれたらいいな
「君といた私」は
今日もどこかで歌っているよ
いつかまた会える気がしてるよ
- Lyricist
Rion
- Composer
Rion
- Producer
Rion
- Vocals
Rion

Listen to The Moment I Heard That Song by Rion
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The Moment I Heard That Song
Rion
It's cheerful, yet a little sad.
It's a heartbreak song that combines J-pop, sparkly pop, and emo pop, depicting the moment when you remember an unforgettable "you."
You suddenly hear "your favorite song" playing in the street.
In that moment, your stagnant feelings start moving again.
You want to move forward, but you also want to remember just one more time.
I put those feelings into the song.



