Lyric

また同じ夢を見ていた

透明になった気分だ

今はまだ全部本当のことを

言えてないな

噛み締めた一瞬を

絵本のような世界で

抜け殻と一緒に過ごしてた

味も感じないまま

笑いかけてみても

レンズ越しじゃ意味ないや

そんなつもりじゃないのに

無駄にすれ違ったりもして

このまま指に触れて

言葉が詰まってしまって

擦っても取れないなんて嫌だ

何度も伝えるべき話があったのに

なんで言えなかったんだろう

カッコ悪いな

大きなあくびをした

路地裏に猫が二匹

どうでもいいようなことも

それもまた一興ってことにしといて

あぁ案外容易いなと

考えれば夜は更けていく

朝が来るまでの少しの時間に

未来の予想なんてしてみたいな

そんな気のせいで

軽く済ませて

しまう訳なんてないから

息切れするくらいの大きさで

届けてなんとなくの

イメージでもいいから

笑わせてみてよ

笑わせてよ

今更　君に気の利いた

言葉なんてないよ

綺麗事も浮かんでこないよ

窓から吹く風とそれに揺れる僕らが

どこか似てるような気がしたんだ

このまま指に触れて

言葉が詰まってしまって

擦っても取れないなんて嫌だ

何度も伝えるべき話があったのに

何で言えなかったんだろう

最後は気の抜けたさよならなんかで

笑わせないでよ

笑わせないでよ