Lyric

潜り込んだ底に 広がってた暗い世界

沈みこんだ夢の 悩ましい苦痛

水ん中 ぶくぶくと 弾ける泡達

視界が 暗くなり 光が遠くに

溺れる僕を 導いた姿はとても綺麗で

声と心を 同時に奪われるそんな出逢いだ

つらつら綴る 理屈なんかよりも貴方の顔が

浮かんで 消えて 気づいたら僕は右手を伸ばしていた

自分から望んだ 綺麗な青い海

知らぬ間に僕は 苦しんでいた

漂う僕は 鰭のある人魚の君に向かって

「どうしたらいい」と 情けなく弱音を吐いてしまった

ゆらゆら 揺れる 憎しみと憧憬 間の針は

心に小さな 病を縫い付けこの目を隠していた

瑠璃色の悩みが揺れる世界で

人混みに紛れてずっと独りだ

心から叫んだ「寂しい」 ですら

響かないここでは 誰もがそうさ

君はどうだろう?

どうしてあの時 願いを告げないで見ないふりをした

ずっと描いてた 「変わりたい」 そうやっと言えたんだ

ぽろぽろ 落ちる 海よりも僅かぬくい何かを

記憶に 刻んで 弱虫なあの日の僕へ手を振るよ

沈んでく僕を 助けてくれたんだ 君のためにも

何度も懲りずに 冷たい世界でも抗い抜くよ

つらつら並べる 御託でも今なら自分の声を

愛しく思うよ ありのまま僕は両手をを伸ばして

二度と離さぬよう強く抱きしめた

さよならどこかで また会おう僕の

愛しき春よ