Lyric

冷たく白む窓の外

「今日も雨か」君が呟いている

窓を打つ音が響いて時間だけが通りすぎる

今日は早く眠れるのかな

通り雨って また晴れるって

いつか止むって信じてる

今はまだ届くことのない願いでも

明日を待って 足が止まって

泣いちゃダメって震えてる

ずっと夢の中にいられたら

雨の降る窓辺、眺めるその目が

明日には笑えるように

僕にできることはないかな？

探してみるよ

例えば晴れ渡る空を描いて

その世界を彩れるように

ねぇ 悲しまないで 僕が探してみるよ

変わり映えない今日がまた終わる

息は雨に変わりこぼれ落ちた

遠くの水溜まりが映す飴のような街に

傘も差さず出掛けられたら

移り変わっていくものだって

思えばきっと変わるから

そっとその背中押してみるよ

どんよりした空に君の心が

飲み込まれてしまわないように

有り余る綺麗な景色を思い出して

公園のベンチ 錆び付いたポスト

並ぶ影を映し出す夕日

ほら あの場所へまた 君を連れて行くよ

雨が上がって 光が射して

今ならきっと 笑えるかな

大丈夫 そばにいるよ

雨上がり、水彩、窓の向こうへ

君の手を取り歩いていこう

くだらないままの日々を 今 抜け出して

いつか信じた晴れ渡る景色が

その世界を照らしますように

ほら 綺麗な虹が君を迎えに行くよ