Lyric

最初は渋谷駅　すれ違いスクランブル

ちょっと背伸びしたけれど

君の事だけはちっとも手に入んなかった

次は原宿駅　約束も素通り

ぐずって買わせたおっきなアイスの味も

もう今じゃだいたい曖昧だ

ゆられ　揺らぐ　ココロ裏腹に外回り

君の街まであと少しだね

フラレルラ山手線　ゴメンね

私つまらない女だから

友達には戻れないしこの位置くらいが妥当だ

高鳴りすぎた心臓も　破れちゃう前に

いっぱい　いっぱい　君にあげたから

要らなくなっても　内緒にしててね　絶対だよ

次は代々木駅　遠くに感じた公園

叶わない「またね」が聞きたくないから泣いたって

君は気づいていたかな？

最後は新宿駅　ユメの跡 東口

終電の逃し方もここで君から覚えたよ

ずるいね意味ないくせに

ゆられ　揺らぐ　言えない正体　全部君だよ

我慢の数　笑っていてね

フラレルラ山手線　サンキュ

君もつまらない男だけど

厄介な夢を捨てられない背中が憎めないよ

朝日が似合わない君がくれたなんとなくが

いっぱい　いっぱい　嬉しかったから

私だけの家宝にするね　絶対だよ

君の趣味で付き合った隣駅

ふかした煙の向こう側　君の孤独を知った気がした

フラレルラ山手線　バイバイ

君に出逢った最大のミスも

泣いた分だけ君が居たならきっとそれが正解だ

降りる駅はもうないよ　この先は君を乗り過ごす

私なりの終点を見つけるから

一周して帰ってきたら　ウザそうにこう言って

「おかえり」