Lyric

のらりのらりと海辺を何気なく歩く

目指すは向こう岸に見える白い灯台

そよぐ風がとても心地よくなびいて

今日も向こう岸に虹をかけてる

波際を見ればたくさんのヤドカリ

よく見れば殻の無いやつが一匹

何も背負わず気楽なもんだな

僕もお前のように生きてけたらいいな

合わせなくたっていいよ

君は君でいいんじゃない？

でもね たまには背負ってた重い殻を

一度下ろし歩こう

のらりのらりと時間は流れてるから

ふわりふわりと雲のように形変えて

君が君でいられるのならちょっとづつ

変わってみたっていいんじゃない？

さらにさらに向こう岸を目指し歩いてたら

ぱらりぱらりと雨が降って来た

傘をさして軽快に歩く僕の前を

傘もささずに歩く恋人二人

男の子が着ていたシャツを脱いで

女の子の頭にそっとかけてあげる

女の子が「ありがとね」と言って

男の子の頬にキスを返した

頭にかざしてた傘を閉じたら

雨に濡れた時に気付きました

そう人の温もりを

ぱらりぱらりと雨が降るリズムに合わせ

子供のように水溜り飛び越えて

あの二人がどうか幸せでありますように

僕もちょっとそっと祈ったりしたんだ

息を大きく吸ってさ

少しずつ吐いてさ

立ち止まって目をつぶれば気付く

ほらね ヤドカリが砂を歩く足音や

雨上がり微笑むお日様の顔や

愛し合う恋人達の温もりや

ほらね こんなにもあふれてる

小さな幸せが

のらりのらりと海辺を何気なく歩く

目指すは向こう岸に見える白い灯台

そよぐ風がとても心地よくなびいて

今日も向こう岸に虹をかけてる