Lyric

夜風が不意に吹き抜けて

揺れる想い胸を締め付ける

何も言えず背を向けた

あの日の僕が責めてくる

笑った君の 横顔

守れると 信じてたけど

強がるほどに 遠ざかり

言えなかった「好き」のまま

君がいた 季節がまだ

この胸に灯り続ける

さよならじゃ終われない

ぬくもりが ここにある

君の声 君の仕草

すべてが今も愛しいんだ

僕はまだ 君の奇跡を

忘れられずにいる

雨音が静かに響く

涙をそっと隠してくれる

君の言葉も聞けずに

ただ自分を守ってた

「大丈夫」って噓の裏で

君は何を考えてたの？

あの日ちゃんと抱きしめてたら

すれ違わずに すんだかな

君が泣いた理由さえ

気づかずに 背を向けてた

後悔が夜を裂いて

眠れず朝を迎える

今ならば届けたい

あの日言えなかった言葉

君のすべて 失くして知る

愛してた ただそれだけ

愛してた それだけじゃ

届かない日もあるけど

やっと今 言えるんだ

君は僕の光だった

君がいた季節が今も

色褪せず 生きている

忘れられない日々が

僕を強くしてくれる

たとえもう戻れなくても

もう一度 君に会えたら

「ありがとう」って笑いながら

まっすぐに伝えたいんだ

傷つけた日も 涙の夜も

全部抱きしめて伝えたい

君がくれた その奇跡に

こころから

「ありがとう」