Lyric

風に舞った桜の花びらが

レンズを導く先に君が立ってた

いまでも いまでも 忘れられなくて

心を揺り動かしてる

運命の交差点は見たことはないけど

これがそうだと分かってしまう

雨上がりに気付く水たまりが映し出す

２人の始めた春を

そうだよ

初めて君がくれたものは

青い紙に包まれてる甘い宝石だ

知らなかった喜びも悲しみでさえ

空になったこの小箱に

全部を詰めていこう

風に舞った桜の花びらが

あてもなく降りた先に君が立ってた

いまでも いまでも 焼き付いてるのは

ガラスの色の瞳だ

運命の赤い糸は信じてはないけど

これがそうならと願ってしまう

閉じた庭を泳ぐ光の粒が照らした

２人の交わる夢を

それなら

初めて君と繋いだ手を

離さないままでどこかへ逃げ出すのもいい

誤魔化してた喜びや悲しみを包む

青い紙はもういらない

全てを見てほしいんだ

定型分で歌ってる「大好き」が

２人を傷つけて

祝福を汚して

それでも凪いでたこの心が

泣いてることが嬉しくて

誰かとを…ううん

君と結ばれて良かったな

辿り着いた始まりの

ゴールテープを

君と切りたくて

辿り着いた答えさえ

上書きをして

踏み出してゆく

そうだよ

これから君と紡いでゆく

青い春が過ぎ去っても遠くに消えても

知らなかった喜びも悲しみでさえ

…ってこんな思い出を

そんなこともあったよねと

笑いあえる日がきますように

…ってこんな歌を２人

今年の春も歌う