Lyric

毎日走っているのに

切れるのは息だけなんて

きっかけは掴めそうにない

強くペダル漕ぎ出して

いつものあの海まで

雨上がりの道をゆく

濡れたままの髪を束ねて

鼓動に合わせてヨーイドンの合図はもう待たない

裸足で駆け出してここではないどこかへ

誰も追いつけないスピードで

どこまででも遠く遠く進め

解ない問いが頭の中をループし続けている

結末は彼方に置き去りにされたまま

澱み続けた前線が

今の自分とリンクして

上がる脚も上がらない

優しく膝を撫でたなら

いつかの晴れ渡る空を

また見れる日が来るかな

もつれた紐を結び直して

気分に任せて用意周到なんてもう要らない

欠けたパズルが煌り始めて

ひとつずつ元の場所へ帰る

孤独なレースの終わりには

どんな世界が広がっているだろう

風を味方にしたら

夢中で駆け出してここではないどこかへ

誰も追いつけないスピードで

どこまででも遠く遠く進め

甲斐ない問いだとしたって

ずっとずっと向き合い続けていく

結末に振り回されたくはないんだが