Lyric

飛べない鳥の描いた街で

声を無くした花が歌う

何をするわけでもないのに

ぼんやりと眺めている

もしもこれまでの人生を

全て綴ったものがあって

それが一冊の本ならば

あなたはどれだけ

出てくるのでしょう

遠くのあなたを想って

隠した言葉を並べて

どうにか繋げてみるけど

最後の言葉が見つからない

抱えきれない想いならば

飛んで行くボールになりたい

果てない空が映した未来

さよならの先 その先は何色

愛は悲しいかもしれない

正しいだけじゃ守りきれない

だからせめてあなたに吹いた

今日の風が光になるように

人を傷つけてみたくなる

だけどできない心がある

涙せず泣くことの意味を

誰も教えてはくれないのでしょう

あなたは思い出しますか

私は笑っていますか

返事のない声は遥か

願ったけれどもう戻れない

花を咲かせ震えた胸が

痛む数だけ溢れてゆく

壊れそうな心抱きしめて

前を向かなきゃ 何度も思うのに

できない あなたと見た世界が

苦しいほど輝き続ける

瞼閉じてみた現実が

割れたガラスみたいで

抱えきれない想いならば

飛んで行くボールになりたい

誰も触れることのできない

さよならの先 その先は何色

愛は見えない時の光

消えない心のスタートライン

弱さ強さの向こう側へ

私だけの翼

穏やかで 臆病で ありふれた日常で

美しく描かれた

名も知らぬ鳥のように

走れ 走れ 走れ 走れ そして