Lyric

ありのまま語る むき出しの肌が 雨に濡れてしまう前に

もっと近く 身体を寄せて あなたを感じたい

読み進めるように なぞる指先に 温もりを確かめながら

少し甘く 香った髪に 吸い寄せられてゆく

掠れた文字 滲んだページも

いつかはきっと 乾いてくれると願った

抱きしめて 抱きしめて 栞の跡が消えるほど強く

読み進めた先に僕がいること 分かってはいるけど

愛しても 愛しても 止まない雨が降り続くのなら

ときめきも 覚悟も この歌声も 洗い流してほしい

まだ見ぬ話を両手で開いて 何度もめくり返しては

夢中になって 言葉の中に あなたを探してる

二人のこと 破れたページも

季節と共に 色褪せた思い出に変わればいい

何度でも 何度でも 身体の奥に残るほど深く

癒えない傷痕も忘れるくらい 今を書き足したい

喜びを 悲しみを いつでもそばで分かち合えるなら

この胸に漂い 沈む憂いも 隠してしまえるのに

言葉にならない願いを その声に乗せて

届けてほしい 聴かせてほしい 知らないあなたをもっと

抱きしめて 抱きしめて 栞の跡が消えるほど強く

綴られた未来の筋書きさえも 書き替えられるように

誰よりも 誰よりも あなたをおもう人でいたいから

ときめきも 覚悟も 愛することも 心に誓いながら

何度も生み出すこと 心に誓いながら