Lyric

気の抜けた眼差しで

明日をぶら下げている

足元に散らばる

夢の屑　蹴飛ばした

昨日見つけた星は

すでに死んでしまったらしい

祈りをあざける

影たちが笑ってた

ため息混じりに

ゆらゆら夜をゆく

眠れない理由を

探すのにはもう疲れた

選ばなかった未来だけ

やけに輝いて見えてしまうのは

触れられなかった星に

名前をつけたから

あかりに背を向けて

風も触れられない場所へ

何も捨てられないまま

名前だけがひとり響く

誰かが泣いている

しくしく零さないように

このまま壊れてしまえば

楽になれるかな

世界の終わりを欲しがるくせに

星の名前を掠れた声で

ふらふら今も呼んでる

間違った夜を逃げ出して

重ねた嘘の森の中

消したい声は止まなくて

孤独をさらに縫い直す

壊してしまいたい

星の温もりも

照らされた日々も

もう何も見たくないから