Lyric

春風 僕を置いて攫ってく ゆらり

弾けて溶けてゆくような君はシャボン玉

あの日から少しずつ変わっていった

脱ぎ捨てたシャツ

僕のだらしない毎日

ねぇ君は今も覚えてますか?

まだぎこちなく笑う2人を

初めて味わう果実

全てが希望で出来ているとさえ思ってたよ

春風 僕を置いて攫ってく

君を見てた

その目に映る景色は知らない色で

面影 ただ静かに膨れ上がってゆくばかり

どうして言えなかったの

去り行く君の手に触れて

ただそばにいて

ただそばにいて

ただ僕のそばにいて と

淡くてやわらかい彩りに包まれて

同じ歩幅で歩いた並木道

あぁ終わりはいつも突然で呆気なく

お構いなしに明日は来るんだ

花びら ひらりひらり 舞い落ちてゆく

きっとまた会えると思ってたよ

春風 僕を置いて攫ってく

君を見てた

1人で平気だからと強がってみせた

面影 ただ静かに膨れ上がってゆくばかり

こんな僕を許してよ

あの頃みたいにさ

ぽつりぽつりと

アスファルト濡らす雨に混じって

君の好きな赤い傘 今でも探してる

春風 僕を置いて攫ってく

君を見てた

もう届くことはないだろう

分かってるんだよ

面影 ただ静かに膨れ上がってゆくばかり

もう弾けて消えてよと シャボン玉みたいに飛ばすよ

春の風に乗せて