Lyric

「変わらないで」ってそう言いかけて

「失くさないで」ってあのキーホルダー

渡す右手が震えないように

「忘れないで」ってそう言いかけて

「元気でいて」って振った左手

ぼくは歩き出す

自転車を押しながらバス停まで送る数分間

何か言わなきゃってただ横顔見ていた

寂しいだとか、嫌なわけじゃなく 少しだけ怖くて

君と見てた大空狭く感じちゃったんだ

「変わらないで」ってそう言いかけて

「失くさないで」ってあのキーホルダー

渡す右手が震えないように

「忘れないで」ってそう言いかけて

「元気でいて」って振った左手

ぼくは歩き出す

決まったいつもの時間君からの電話を待ってい る

普通を繕っては引き攣る鏡の中

きっと寒さは慣れてるはずさ でも何故か心配で

一人きりの夜はここよりきっと冷えるって

「頑張ってね」ってそう言いかけて

「気をつけてね」っていつものように

僕を見つめる君を見れないや

「また明日ね」ってそう言いかけて

「また会おうね」って笑顔を見せて

涙は見せない

もしも時間が経ったとしても 同じ空を見てたらいいな

染まらないでってそう思ってたの

でも君はちょっと違って見えた

ただ繊細に、そして鮮彩に

ただ、ずっと一緒だって思ってたの

そして、同じ気持ちだと思ってたの でもあの頃より

「変わらないで」ってそう言いかけて

「失くさないで」ってあのキーホルダー

渡す右手が震えないように

「忘れないで」ってそう言いかけて

「元気でいて」って振った左手

ぼくは歩き出す

君は歩き出す