Lyric

生きることが辛いと呟いた君は

僕に遺書を残して いなくなった

当たり前に生きていた あの時の君の

笑顔が今でも頭に残っている

誰かに助けてほしくて 助けを求めていたんだろう

努力しても報われない

この社会が嫌だったんだろう

どうすれば君を助けられたか

君が死ななくてよかっただろうか

君の遺書を読みながら僕は涙をこぼす

「私がいなくなった理由は

社会に殺されたからです

明るい綺麗事だけ信じて

生きていたくなかったんです

ひとりひとりが個性を持って

殺されないような社会になりますように」

生きることに真面目で努力家な君の

命を奪った社会は不条理だ

たくさんの人が苦しんでいて

その中のひとりが君だった

生きづらさを抱えていて

心の傷が増えていった

「どうしてみんなは笑えているの？」

「どうしてみんなは死にたくないの？」

それが君の口癖で僕は心を動かされた

「私が亡くなっても社会は

きっと何も変わらないでしょう

命の重さは亡くなったあとに知り

死んだ後に愛されるんです

私の後に、私のように

生きづらくて死んでしまう人がいなくなるように」

もしも社会が生きやすくて

個性を尊重されたのなら

君は今でも生きてたのだろうか

僕は君と過ごせただろうか

思い浮かぶのは悔しさばかり

人の命の大切さに気づく

いつ死ぬか分からないから

たくさん愛さなきゃならない

「私がいなくなった理由は

社会に殺されたからです

でもそれを理由にあなたも

死んでしまっては意味がないから

これからの社会を 乗り越えて

命を大切にして 生きてください

生きづらくて死んでしまう人がいなくなるように」